地域人の交流が町を      豊かにする!  小  畑  貞  夫


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防災となり組から始めよう!

先月視察に行きました・・・兵庫県作用町視察レポートを掲載します。
少し長いのですが・・・書いてるうちに400字原稿用紙10枚になってしまいました。
読んで頂ければ幸いです。

総務常任委員会視察レポート
【防災となり組から始まる町の防災対策】
① 調査事件
(1) 調査目的
昨年の台風12号による洪水により、日高川が氾濫し死者3人、行方不明1人の尊い命が失われた。さらに、住宅や工場のほか農地等が浸水流失し大きな被害を被むりました。
 この事は、町民にとって消えることのない不幸な記憶となっています。
 一昨年の総務常任委員会視察においても防災対策に対する重要性を認識し、名古屋防災センターを訪れている。その視察レポート中においても、町民に対して防災意識を高めることや7月18日(28年水害)を本町の『防災の日』に制定し防災訓練の必要性を述べています。
『防災となり組』の取り組みもこれからと言う時に不幸にして大きな被害を受けてしまいました。
町にとって大きなダメージであるが、私たちは力強く復興への一歩を踏み出しました。
その道のりは未知の世界であり、色々なハードルを乗り越えながら進まなければならないのです。
そうした中で、今回の視察場所を『復興と防災対策』に絞って選定を行ないました。
2004年台風21号による大被災を受けながら、2009年台風9号により再び大きな被災を受け、現在も復興を進めながらその経験から防災対策を実施している兵庫県作用町を視察先としました。
作用町の事例を現地視察調査することで本町の今後の復興と防災対策をより良いものとするために調査研究を行いました。
 また、今後発生が叫ばれている、東南海地震などの地震対策として、大阪市阿倍野防災センターを訪れ地震に対する認識を深めることとしました。

(2) 調査地
 大阪市 阿倍野防災センター
兵庫県佐用町役場  防災室

(3) 調査実施日
  平成24年2月6日(月)~7日(火)

 ② 調査の経過
 ●第1日目 阿倍野防災センター 
 防災センターの体験ゾーンは、細部までこだわったリアリティと遊び心のある施設で、内容の教育性とエンターテイメント性も高い関西屈指の防災体験館です。
 体験ガイドツアーは、バーチャル地震体験、防火体験、救急体験、救出体験などを体験しながら本物の建材で再現された震災後の町並みを体感しました。

 ●第2日目 兵庫県作用町役場
(1)作用町の被害状況(2009年)
 2009年の水害は死者18名、行方不明者2名の人的被害をはじめ、1700戸以上の家屋損壊、河川・道路・農地・農業用施設等の広範囲かつ大規模な損壊、農作物被害などにも甚大な被害をもたらした。これ以外にも、教育施設、文化財施設、病院施設等、非常に多岐に及んでいる。主な被害状況は、停電2700戸、断水4750世帯、農作物被害549㌶
、農地施設被害416件、治山被害152箇所、中小業被害401事業所、町営住宅被害81戸、集会所被害23箇所などであります。

(2)作用町の降雨概要
 2009年8月9日15時に南海上で台風9号が発生し、その接近に伴ってもたらされた大量の雨が大きな河川災害となりました。
24時間降雨量については、作用町で過去最大の187㎜の1.75倍に相当する327㎜という豪雨であった、作用町を流れる千種川の河川整備計画基本方針では265㎜の降雨が想定されていたが、今回の豪雨ではその1.23倍の降雨が発生した。雨量分布図データーによると作用町に雨量分布が滞留したことにより降雨量が増加したものです。

(3)河川の水位
 作用川の水位は、当初2.2mで推移し、17時30分には氾濫注意水位(2.80m)に到達したが、雨はその後小康状態となり水位は低下した。その後19時00分から突如雨が激しくなり50分後避難判断水位(3.00m)に到達。その後は、僅か10分で水位が36cmも上昇する河川水位となった。さらに1時間40分後には氾濫危険水位(3.80m)を超え、水位が上昇に転じてから約2時間で堤防を越え、その50分後には最高水位5.08mを記録しました。

 (4)避難情報
 作用町の水位計は作用町役場地区にあり、水位変化は町役場に設置されている端末で見ることができるようになっていて、3mに達した際は端末から自動的に警報音が発せられる仕組みになっています。兵庫県は午後8時35分に町に電話で水位が上がっていることを連絡。同40分には氾濫危険水位に達したが、町が避難勧告を出したのは午後9時20分であった。このことについて避難勧告の遅れを指摘されています。
 しかし、神戸新聞社が一部被災地区で行った聞き取り調査では、町が全町内に一斉避難勧告を発したにもかかわらず84%は避難していなかった。作用町にも全戸に防災無線の個別受信機が設置されているが、激しい雨音や浸水故障により53%に避難勧告が伝わっていなかった。限られた情報により各人が緊急行動の判断を迫られていました。
避難勧告が出る1時間半前に早期自主避難の途中で濁流に流され犠牲なった人、逆に避難しなかったから助かった例、避難しなかったために自宅で犠牲になった高齢者もいた。避難情報基準、伝達方法など、避難情報の難しさを改めて感じました。

③調査の結果・意見
 今回の視察は、本町の喫緊の課題である復興と防災対策を早急に進めると共に、町民の安心安全を確保するため、今後の取り組みに生かすために情報収集を目的として行いました。
 作用川や千種川は、復旧工事が着々と進められており、50kmほどある河川を総合的に改修を行っています。河川環境は日高川と異なるが、洪水を速やかに排水するために、護岸の出っ張りを無くする計画となっています。完成後は、河川ではなく三面張りコンクリート水路のような風景になるのでしょう。
 人間が自然に立ち向かうためには、これもいたし方ないのかと感じました。
 防災対策としては、特に事前避難と災害情報発信に力を注いでいた。河川12箇所にライブカメラが設置され携帯・スマートフォン・インターネットなどで誰でもが河川情報を見ることができます。災害対策室には、連動したディスプレーがあり災害時には同じ画面をケーブルテレビで町民も見ることができます。
 ケーブルテレビの加入率も90%以上で、それ以外に携帯災害メールなどもあり、ほとんどの町民が災害情報を得ることができます。
 防災室課長も話していましたが、行政のするべきことは、ありとあらゆる情報を精査して正確な情報だけをいかに速く住民に伝達するかが大切である。しかも、そのアンテナは多岐に渡りその数は多く必要であると考えます。
 その情報で町民自らが命や財産を守るために避難行動を行うことが重要です。
 大規模災害発生時、すべての所へ消防、警察、自衛隊、役場職員などの防災関係者がすぐに駆け付けることは物理的に困難です。
 防災計画は必要であるが、災害発生時にはマニュアルは役に立たないと言うことも住民は理解しておくことも大切です。
 また、阪神大震災で亡くなった人のうち約84%は、地震発生後14分以内に亡くなっていると言う調査もある。つまり早く助けなければ助からない、早く助けることができるのは近隣の人たちなのです。
 その点から、住民自らが自助力・共助力を発揮することが大切であると同時に、行政としてもその力を十分に発揮できる環境を整えることだと感じました。本町としても『防災となり組』を防災の柱として取り組まなければならない。宿泊地の近くでゲートボールを行っていた高齢者に話をお聞きした。「私は、今回で3回目の水害に遭いました。」
「この辺の人は、ほとんど保険に加入してます。」 「修繕箇所も生活に支障のない必要最小限にしたよ。」など、今後の災害への備えを考えながら生活をしておられるようです。
 話を聞きながら防災対策において、町民の意識改革も合わせて行う必要があると感じた。町民の意識改革は、教育から始めなければならない。
 小中学校の教育課程に『防災』を教科として取り入れ義務化することは有効な取り組みである。
 今回の水害が二度と繰り返すことのないように、出来る限りの対策は講じなければなりませんが、自然の猛威に人間がどれだけ立ち向かえるのかも疑問です。
 日本は陸地の70%が山間地であり、世界最大の大陸と世界最大の海の間にあるため、台風など気象的にも世界有数の多雨地帯である。さらに、マリアナ海溝をはじめとする活断層等による地殻変動の影響を受けやすく、世界有数の地震多発地帯でもある。そんな劣悪な自然環境にあっても、それでも私たちはこの大地で生きていかなければなりません。
 東北大震災や今回の水害で改めて『絆』の力を知りました。今こそ私たちは今後発生するかも知れない災害に立ち向かうため『防災となり組』から始めなければならないと感じました。

以上のレポートを総務委員長に議場で発表してもらいます。

 
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by gogogoemon1 | 2012-03-08 09:43 | 議員活動

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ボランティアで地域活力のイベント計画運営に携わっています。
趣味は音楽で、バンド『姫風』を12年前に友人3人で結成し、ボランティア演奏や親父バンドコンテスト出場や各種イベントで関西空港の夏祭りにも参加しています。
2012年12月11日に南こうせつさんのコンサートでオープニングアクトとして前座をさせて頂きました。
 音楽以外では、高校からやっているサッカーが大好きです。今はシニアチーム『DE・SUN日高』に所属(背番号12)しています。
それから、物心ついた頃から走ってましてマラソンはフル・ハーフをはじめ色んな大会に出場しています。フルベスト3時間22分。そして、PC遊び・読書などなど

常に前へ前へ・・・60歳からやりたい夢もあるので楽しみです。
それが出来れば・・・ほぼ人生OKだと思っています。

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